学習サポート
遅れた勉強を取り戻し学校の成績に反映すること、また学校に少しでも通えるようになることを目的としています。それだけではなく、再発の不安がある中で、十年単位での未来を見据え、将来社会に出ることを目標に長期でサポートしています。
コロナ禍以降、学習支援は主にオンラインで行い、可能な範囲で対面での支援をしています。教えるのは、現役の学生をはじめ、定年退職した元教員、塾講師、不登校コーディネーターなど多岐にわたる勇者の会のボランティアスタッフです。2021年度にはベネッセこども基金様の助成金により、学校と同じ教科書やワークブックを購入し、使用できるようになりました。また、スタッフと生徒さんや親御さんとの交流も兼ねて、勉強合宿も実施しています。
2017年11月より幼児から高校生まで勉強支援を実施。20名以上の病気の子どもたち及びきょうだいの勉強支援を行ってきました。
生徒1人に対し、大学生2名+社会人1名の3名体制を基本に、週2日〜3日、90分の授業を実施。中学生のテスト期間は週5日、その他夏期講習・冬期講習・勉強合宿を行っています。先生には、面接を実施し、3か月間研修の上、ボランティアで勉強支援を提供いただいています。
小児がんの子どもたちが抱える課題
幼児
交通ルールやマナーを学ぶ機会がありません。
勇者の会では、現役の幼稚園の先生によって、実際に教育現場で用いられている指導計画表を元にした年間計画を考案し、維持療法中でも楽しみながら行うことができる、幼稚園に近い環境作りを行っています。
小・中・高校生
小学生の問題は、基礎的な学びの遅れです。一方、中学生は長期欠席やテストの未受験により、内申点が不足。高校を受験できなくなるケースがあります。
高校生は、出席日数の不足による中退・留年の懸念があり、高卒認定をとらなければ大学を受験することができないケースがあります。
その他
患者さんご本人だけでなく、ご兄弟・姉妹への学習サポートが不足する場合があります。
勇者の会では、患者さんのご兄弟・姉妹へのサポートも提供しています。
学習サポート
利用までの流れ
1. 面談
代表との面談をオンラインで実施します。
2. 学習サポート体験
代表・学習サポートスタッフ2名と、自宅訪問もしくはオンラインで、顔合わせを兼ねた学習サポート体験を行います。