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勇者の会とは
勇者の会は、小児がんと重い病気を抱える子どもたちとその家族を支援する、北海道札幌市に拠点をおく特定非営利活動法人です。
2016年夏、当会の代表の長男が突然、急性リンパ性白血病を発症しました。入院生活は1年1か月、退院後は自宅での抗がん剤治療が1年3か月続きました。免疫抑制剤を飲み、免疫の数値が上がるまで外出はできません。
退院と同時に突きつけられた現実では、抗がん剤の副作用で毛が抜け、頭を覆うケア帽子や、感染症防止のマスクが必要な生活が長期間続きました。
学校に戻るにあたり、帽子やマスクが原因のいじめがないよう、また今後の学習スケジュール等、病院と学校を交えて復学支援会議を行いますが、現実は過酷です。いじめ・心の病で不登校となる子が多数いるのが現状です。
患児とその家族は、日々、多種多様の感染症の脅威にさらされ、命のリスクに直面し、不安とともに暮らしています。感染が確認されたらすぐに家での隔離を余儀なくされます。
そんな子どもたちに勉強支援をしている団体は、当時は北海道にまだ一つもなく、そのようなサポートが必要不可欠だと感じた代表が「無いなら自分で始めればいい」という思いで、2017年11月に勇者の会を設立しました。
がん告知直後
がんの告知をうけた直後の様子です